導入事例
すべての事例
"環境が良い=働きがいがある"ではない。サーベイで見つけた、労働環境とエンゲージメントの意外な関係
岡山イーグル株式会社
#
製造業
#
301~500名
#
経営者インタビュー
記事のポイント
・
採用難の中、社員が定着する会社にするためサーベイを導入
・
低コストながら、人に寄り添った伴走サポートが決め手に
・
上司との関係がエンゲージメントスコアを左右すると判明
岡山県高梁市。緑豊かな山間部に位置する岡山イーグル株式会社は、自動車や建設機械の重要機能部品を製造し、世界のモノづくりを支えています。
高い技術力と安定した経営基盤を持つ同社ですが、地方製造業ならではの「採用難」や「人材定着」という課題に直面していました。親会社からエンゲージメントの低さを指摘されてたことをきっかけに、初めてエンゲージメントサーベイ『ourly survey』を導入した同社。
「正直、スコアはもっと低いと思っていました」と語る西社長と三上部長に、導入の背景から、サーベイによって見えてきた“意外な組織の実態”、そして組織改善にかける想いを伺いました。
代表取締役社長
西 邦弘 氏(写真:右)
1985年:イーグル工業㈱埼玉事業場へ入社、製造部門(担当)
1991年:イーグル工業㈱岡山事業場へ転勤、製造部門(担当⇒係長⇒課長)
2012年:広島イーグル㈱へ出向、製造部門(管理職)
2015年:イーグル工業㈱岡山事業場に復帰、製造部門(管理職)
2019年:岡山イーグル㈱に出向、現在に至る
業務部 部長 兼 業務課 課長
三上 貴史 氏(写真:左)
1997年:有漢精密㈱(現:岡山イーグル㈱)へ入社、品質管理部門(担当⇒係長)
2008年:業務部へ異動、原価管理を担当(主任⇒副課長⇒主査⇒課長)
2017年:製造部門へ異動(課長)
2018年:管理部門へ異動(課長)
2019年:業務部へ異動(副部長⇒部長)現在に至る

── まず、貴社の事業内容と組織の特徴について教えてください。
西さん: 私たちは、イーグル工業グループの一員として、主に自動車や建設機械の部品製造を担っています。具体的には、自動車のサスペンションに使われる制御バルブや、エンジンの燃料系部品など、外からは見えませんが、製品の性能を左右する重要な機能部品を作っています。
三上さん:組織としては「現場主義」を掲げており、鋳造、加工、組立など、さまざまな先端技術を駆使して質の高いモノづくりができることが強みです。従業員数は約300名ほどで、地元・高梁市出身の社員が多く在籍しています。
── 今回、組織サーベイの導入を検討されたきっかけは何だったのでしょうか?
西さん:採用難への漠然とした危機感から、「社員が長く働ける会社にしたい」という思いを持っていました。ここは田舎ですから、ただでさえ人が集まりにくい。高梁市の人口も減り、地元の高校生も減り、さらに製造業を志望する若者自体が減っている。まさに「採用難」の真っ只中です。
また、親会社であるイーグル工業から「エンゲージメントが低いのではないか」と指摘されたこともサーベイを導入するきっかけになりました。
── 長く働き、活躍してもらうために環境を見直したい、と。
西さん: ええ。弊社は、親会社からさまざまな指針を受けて運営している事が多くあります。そのため、親会社と比較すると、未来を創造していく面では及ばない部分もあります。
だからこそ、今いる社員に「やりがい」と「誇り」を持ち「ここで働き続けたい」と思ってもらわなければなりません。昔であれば「嫌なら辞めればいい」という考え方もあったかもしれませんが、労働人口が地方ほど顕著に減っており、そんなこと言ってられない時代ですから…
三上さん: 実際、「上司とうまくいかないから辞めたい」という相談が出てくることもありました。「せっかく入社してくれた社員を、人間関係の悩みなんかで手放してはいけない」。今いる社員に長く働いてもらうことこそが、会社を成長させるための生命線だと痛感し、まずは現状を正しく知るために導入を決めました。
── 過去にも、従業員の声を吸い上げるような取り組みはされていたのでしょうか?
三上さん: 過去には「未来ボックス」という目安箱のようなものを設置したこともありました。しかし、そこに入ってくるのはネガティブな意見ばかりで……。

── 数あるサーベイツールの中で、『ourly survey』を選んでいただいた理由をお聞かせください。
三上さん: まず大きかったのは、圧倒的なコストパフォーマンスとシンプルさです。 他社のツールも検討しましたが、機能が複雑すぎたり、価格が高かったりして、導入のハードルが高いと感じていました。その点、『ourly survey』は1人あたり月額100円程度と非常に安価で、画面もシンプルで使いやすそうでした。
西さん: 私は、「人」で決めましたね。正直、ツールの中身については詳しくありませんでした。でも、提案に来てくれた組織開発コンサルタントの髙橋さんの熱意がすごかった。会社のことを人事責任者以上に考えてくれてると感じるほどで、私たちの課題に真剣に向き合ってくれた。
「この人たちなら任せられる」「一緒に組織を良くしていける」と感じたのが、一番の決め手です。
三上さん: そうですね。単にツールを入れて終わりではなく、「結果を見てどう改善するか」まで伴走してくれるという安心感がありました。安かろう悪かろうではなく、むしろサポートの手厚さに驚いたくらいです。
特にありがたかったのは、髙橋さんがサーベイの内容を噛み砕いて、人事専任ではない私にも分かるように説明してくれたことですね。難しい専門用語を並べるのではなく、私たちの目線に合わせてフィードバックをくれる。
他社の高額なツールだと、AI分析などの機能は充実しているかもしれませんが、ここまで「人」に寄り添ったサポートは得られなかったのではないかと思います。

── 実際にサーベイを実施してみて、結果はいかがでしたか?
西さん: 率直な感想は、「思ったより悪くなかったな」と(笑)。 もっと散々な結果が出ると思っていたので、少しホッとしました。もちろん、課題がないわけではありませんが。
── 具体的に、どのような気づきがありましたか?
西さん: 一番驚いたのは、いわゆる「3K(きつい・汚い・危険)」と呼ばれるような現場のスコアが、意外にも高かったことです。そこは夏場は暑く、油汚れもあるような環境なので、てっきり不満が溜まっていると思っていました。
一方で、空調が効いていて環境が良いはずの部署のスコアが低かったりした。これは大きな発見でしたね。
── 環境の良し悪しと、エンゲージメントは必ずしも比例しないということでしょうか。
西さん: その通りです。詳しく見ていくと、スコアが良い部署は、上長と部下のコミュニケーションがうまくいっていることが分かりました。逆にスコアが低い部署は、やはり人間関係やコミュニケーションに課題がある。
「労働環境や条件が悪くても、上長との関係性が良ければ、人はやりがいを持って働ける」。 感覚的には分かっていたつもりでしたが、こうしてデータとして可視化されたことで、改めて「コミュニケーションの重要性」を痛感しました。
── サーベイ結果を受けて、管理職の方々へのフィードバックも実施されたと伺いました。
西さん: はい。ここでも髙橋さんの力が大きかったですね。
私自身がフィードバックをしようとすると、どうしても「これを言ったら角が立つかな」と気を使って言葉を取り繕ってしまったり、逆に受け手側も「社長には何か別の意図があるんじゃないか」と勘繰ってしまったりすることがあります。社内の人間関係がある以上、どうしてもバイアスがかかってしまうんです。
しかし、髙橋さんのような外部の専門家であれば、しがらみなく「真を突いたこと」をストレートに伝えてくれます。良いことも悪いことも、客観的なデータとして突きつけられると、管理職のみんなも「なるほど、外からはこう見えているのか」と素直に耳を傾けてくれる。この“納得感”の違いは非常に大きかったですね。
三上さん: 管理職の人材育成という観点でも、非常に効果的だったと感じています。数値で突きつけられることで、自分たちのマネジメントを客観視する良い機会になりました。

── 今後、どのような組織を作っていきたいとお考えですか?
西さん: 「何でも言い合える組織」 にしたいですね。 上司が部下の意見をしっかり聞き、部下も萎縮せずに意見が言える。そういう風通しの良さが、結果として離職率の低下や生産性の向上、ひいては業績アップにつながっていくと信じています。
三上さん: 私は、社員にもっと自信を持ってほしいと思っています。 うちは田舎の工場ですが、作っているものは世界レベルの製品です。「田舎百姓の集まったフレンドリーなプロ集団」として、自分たちの仕事に誇りを持てるような会社にしていきたいですね。
── 最後に、『ourly survey』の導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
西さん: 特に私たちのような製造業で、拠点が離れていたり、世代間ギャップがあったりと、コミュニケーションに課題を感じている企業にはおすすめしたいですね。 組織の健康診断だと思って、まずは一度やってみる。そして、その結果を恐れずに受け止めることが、組織を変える第一歩になると思います。

ourly株式会社 取締役COO 兼 組織開発コンサルタント
高橋 新平新卒でダイキン工業株式会社に入社。技術営業として都内の再開発案件に多数携わる。その後、株式会社ENERGIZEに入社。4年間主にベンチャー、中小企業の事業コンサル、組織コンサル等に従事して独立。
2022年4月からourly 株式会社へ執行役員CSOとして参画。2023年4月より現職。京都芸術大学非常勤講師。株式会社ビットエー CHRO(最高人事責任者)。
今回のサーベイで浮き彫りになったのは、「物理的な労働環境」以上に、上司と部下の信頼関係といった「心理的な環境」がエンゲージメントを左右しているということです。厳しい環境下でも高いスコアが出た部署の存在は、まさにその証明と言えます。
西社長をはじめとする経営陣が、耳の痛い結果も受け入れる覚悟で「事実」に向き合われたこと。このリーダーシップこそが、組織変革の最大の原動力です。地方製造業が直面する課題に対し、真正面から「人」と向き合う岡山イーグルさまの挑戦を、引き続き全力で支援させていただきます。

この資料で分かること
なぜこれまでの施策では、組織課題が解決されなかったのか
ourlyは課題を課題をどのようにエンゲージメント向上を実現するのか
ourly導入後の組織の変化・事例
具体的な料金体系
無料ダウンロードはこちらから!
ご提供いただく個人情報は弊社プライバシーポリシーに従い管理されます。同意の上ダウンロードください。
※フォームが送信されないなどの場合は、以下へお問い合わせください。
support@ourly.co.jp
03-6555-5358
(平日10:00~19:00)

ourlyの特徴を詳しく知る
ourlyの社内報・サーベイ・プロフィール・コンサルティングの機能や導入事例をまとめました。
無料相談もお気軽に問合せください。
(資料内から申し込みいただけます。)
資料ダウンロード

無料トライアルでourlyを体験
業種や社員のIT知識を問わず、ourlyが選ばれている理由をぜひ触って実感してください。
すべての機能を無料でお試しいただけます。
業種や社員のIT知識を問わず、ourlyが選ばれている理由をぜひ触って実感してください。すべての機能を無料でお試しいただけます。
無料で試す

